またエレキギターの切削改造を始めてしまった・・・
今回は保有するFender Japanのストラトキャスター&テレキャスター、それからシャーベル/CHARVEL製ストラトtypギターのボディー改造をはじめてしまった。
もくじ
ギター改造開始|Fender Japanストラトとテレキャスターのネック交換
20年ほど前に、fender JAPAN製ストラトの指板をスキャロップ仕様に自己改造したことがあります。
彫刻刀とヤスリとサンドペーパー片手に、根気と体力をすり減らして苦労しながら切削加工をしました。
スキャロップって?
もうあんな大変な改造は懲り懲り!
って思ってたハズなのに・・・
そういえば、あのストラト。
前にも書いたけど、バイト先のマスターから譲ってもらったときに「これUSA製だから!」、
って言ってたのに、ネックの裏には"made in japan"刻印なので嘘だとばかり思ってたんです。
ところが、最近そのストラトのネックプレートに刻印されてる「JV54569」について、ネットで調べてみたら。
なんとfender japan創設期(25年近く前)に生産されたシリアルNo.らしく、当時は材料をUSAから入れて日本で組立てられてたみたいなことが書かれてた!(嘘じゃなかったのか!)
さらに、当時のFender JAPAN製はつくりが良く、程よい経年の為、この"JVシリアル"は"JAPANオールドビンテージ"として高値で取引されてきている、とのこと・・・
残念ながら、思いっきり彫刻刀で指板を痛めつけてしまったので価値無しってところですが(^_^;)
何でこんなこと調べることになったかというと、
別に保有するリッチーコッツェンモデル・テレキャスター
純正のままだと『音』だけがどうしても気に入らなくて...
アレコレ考えた挙句、
試しにFender Japanストラトのネックに付け替えてみたところ音が激変!
(めっちゃ良くなった)
両方ともFender Japan製。
ストラトの方はローズ指板で、テレの方はメイプル指板とはいえ、なんでこんなにも違うの??と思ったのがことの始まり(これにより、今までの経験と合わせて、自分がメイプル指板の音を好きじゃないということが確定的!)。
音は良くなったけど、ネック全体が変形してるし、フレットも減り減りなので、現在ドック入り中。
とりあえず、ストラトにはテレのネックをつけてるけど、デザイン的にはこっちの方が好きなので、自分の中では当分このストラトボディーにテレキャスターネックが流行しそう。
ギター改造開始|CHARVELシャーベルMODEL1ストラトtypボディーのポリウレタン塗装剥離編
全然別のシャーベル/ジャクソンのストラトタイプギター『MODEL-1』の改造も始めてしまいました。
このギターを手に入れたのは学生時代だった1987年頃のこと。
当時一番好きだったRATTのギタリスト『Warren DeMartini』の音に憧れて、
なけなしのお金で初めて新品購入した記念すべきギターでした。
『Warren DeMartini』モデルタイプのギターと同様に仕様は、バスウッドボディー、極薄メイプルネック&指板、1ボリューム、1ハムキックアップ。
当時はLAメタル全盛期で、VAN HALENを筆頭にこのタイプのギターがおおはやり。
確かロゴはシャーベルだけど、ネック以外はジャクソン製。
さすがにネックは良くて、今まで反りの修正をした記憶がないほど。
今回の改造では、
2)両サイドを削って形状をN4に近づける
3)フロントピックアップとピックアップセレクターを追加取付加工
を考えています。
まず最初は、ボディーの塗装はがしです。
と、いきなり壁に...
ポリウレタン塗装の塗装硬すぎ!!分厚すぎ!!
刃物で削ったり、やすりやペーパーでやすったりなど...
しばらくアレコレやってみましたが挫けました。
めっちゃ果てしなく時間かかりそう・・・
結局いちばんいい方法は剥離剤を使う方法でした。
ギターボディーのポリウレタン塗装はがし方法
やってみるといたって簡単♪
ギコギコゴシゴシ時間かけてやってたのがアホらしくなりました。
市販されている「塗装はくり剤」なる液体を表面にベタベタ塗りまくってしばらく放置します。
すると塗膜が浮き上がってきます。
頃合いを見てステンレス製のスクレイパーで削り取る。
っていうか、パワーにまかせて「叩き削る」ように、はくり開始。
場合によってはハンマーも活用します。
このギターは塗膜がかなり厚いようなので何度か繰り返します。
ポリウレタン塗装を剥がすと想像外の異物が!!
そのうち白い塗装は剥がれてきたんですが
何かおかしい!?
「アレッ!? 黒い板が!!」
バスウッド(もしくはアルダー)は、白っぽい色なのに何故???
削り進むうちに、黒い板は天面平坦部のみ貼り付けてあって、厚さは1mmあるかないか。
「どういうこと???」
まだちゃんと剥がしきってないので、なんともいえませんが、明らかにバスウッドより硬質で、叩くと木の音が全然違う!
ローズウッドのように感じるけど、材は何なんだろう??
レスポールみたいに、トップにメイプル&バックにマホガニータイプや、EVHみたくトップ=メイプル&バック=バスウッド、リッチーはトップメイプル&バック=スワンプアッシュ等、
トップに別材を貼り付けてるモデルは色々あるけど、全部メイプルなんだよねー・・・
でも、もしローズなら、ナチュラルフィニッシュにした場合、デザイン的なはかっこ悪いけど、音には興味ある。
何の材なのか、知ってる人いたら誰か教えてください!!
(当時のシャーベル関係者等)
とまあ、まだまだ先は長くなりそう・・・
2007年2月撮影海フォトギャラリー|南紀白浜スパダイブ
ギターの材質と音についての教訓まとめ(個人的好み)
<教訓その1>メイプル指板のギターに音質を期待してはいけない!
<教訓その2>木目が見えないほど分厚くポリウレタン塗装されたギターは避けるべし!
(追記:ここでいう「メイプル指板」とは、表面にポリウレタン塗装された指板を指す。無塗装のメイプル指板の音質は好き)
ある程度の想像はしてましたが、木材の木目がなくなる程塗装されている商品の、カタログ謳い文句(○○材)を鵜呑みにしてはいけません。