ギター改造開始|Fenderネック|CHARVELストラトボディー|2/26/2007

またエレキギターの切削改造を始めてしまった・・・

今回は保有するFender Japanストラトキャスターテレキャスター、それからシャーベル/CHARVELストラトtypギターのボディー改造をはじめてしまった。

ギター改造開始|Fender Japanストラトとテレキャスターのネック交換

20年ほど前に、fender JAPAN製ストラトの指板をスキャロップ仕様に自己改造したことがあります。

彫刻刀とヤスリとサンドペーパー片手に、根気と体力をすり減らして苦労しながら切削加工をしました。

スキャロップって?

もうあんな大変な改造は懲り懲り!
って思ってたハズなのに・・・

そういえば、あのストラト。

前にも書いたけど、バイト先のマスターから譲ってもらったときに「これUSA製だから!」、
って言ってたのに、ネックの裏には"made in japan"刻印なので嘘だとばかり思ってたんです。

ところが、最近そのストラトのネックプレートに刻印されてる「JV54569」について、ネットで調べてみたら。

なんとfender japan創設期(25年近く前)に生産されたシリアルNo.らしく、当時は材料をUSAから入れて日本で組立てられてたみたいなことが書かれてた!(嘘じゃなかったのか!)
Fender JapanのJVシリアルストラトキャスター
さらに、当時のFender JAPAN製はつくりが良く、程よい経年の為、この"JVシリアル"は"JAPANオールドビンテージ"として高値で取引されてきている、とのこと・・・

残念ながら、思いっきり彫刻刀で指板を痛めつけてしまったので価値無しってところですが(^_^;)

何でこんなこと調べることになったかというと、
別に保有するリッチーコッツェンモデル・テレキャスター

超絶なテクニックを備えたギタリスト、リッチー・コッツェンのシグネチャー・モデル。彼のハイテクニカルなプレイを確実にサポートする仕様を持たせたテレキャスター。 非常に太い仕様となったサテン・フィニッシュ・ネック、スーパー・ジャンボ・フレット仕様となっています。 ネック側ピックアップには、「TWANG KING」、ブリッジ側には「CHOPPER T」を搭載し、特殊配線をして多彩なサウンドバリエーションを確保しています。

純正のままだと『音』だけがどうしても気に入らなくて...
Fender JapanのRichie KotzenモデルテレキャスターTLR-155RK
アレコレ考えた挙句、
試しにFender Japanストラトのネックに付け替えてみたところ音が激変!
(めっちゃ良くなった)

両方ともFender Japan製。
ストラトの方はローズ指板で、テレの方はメイプル指板とはいえ、なんでこんなにも違うの??と思ったのがことの始まり(これにより、今までの経験と合わせて、自分がメイプル指板の音を好きじゃないということが確定的!)。

音は良くなったけど、ネック全体が変形してるし、フレットも減り減りなので、現在ドック入り中。

とりあえず、ストラトにはテレのネックをつけてるけど、デザイン的にはこっちの方が好きなので、自分の中では当分このストラトボディーにテレキャスターネックが流行しそう。
Fender JapanのJVストラトにRichie KotzenモデルTLR-155RKのネック取付

ギター改造開始|CHARVELシャーベルMODEL1ストラトtypボディーのポリウレタン塗装剥離編

全然別のシャーベル/ジャクソンのストラトタイプギター『MODEL-1』の改造も始めてしまいました。

このギターを手に入れたのは学生時代だった1987年頃のこと。
当時一番好きだったRATTのギタリスト『Warren DeMartini』の音に憧れて、
なけなしのお金で初めて新品購入した記念すべきギターでした。

『Warren DeMartini』モデルタイプのギターと同様に仕様は、バスウッドボディー、極薄メイプルネック&指板、1ボリューム、1ハムキックアップ。

現在も多くのファンから熱く支持されているRATTは、1980年代、全世界を席巻したLAメタルの中心的なバンドです。そのサウンドはRATT N' ROLL(ラットン・ロール)と呼ばれ、そのサウンドの要であるギタリストの“ウォーレン・デ・マルティーニ”のシグネイチャー・モデルがシャーベルWarren DeMartini Signature Cross Swordsです。Dan Lawrenece(ダン・ローレンス)によるクロス・ソード・デザインのグラフィック・アート・アルダー・ボディ、43mmナット幅のメイプル・ネックとメイプル・フィンガーボード、リアのみにマウントされたセイモアダンカン・カスタム・デザインド・ハムバッカー・ピックアップ、そしてフロイドローズとマスター・ヴォリュームのみ。まさにLAメタル仕様です。当時のギターキッズがあこがれた仕様をシャーベル・カスタム・ショップが完全再現しました。Charvel製専用ハードケースが付属します。

当時はLAメタル全盛期で、VAN HALENを筆頭にこのタイプのギターがおおはやり。

確かロゴはシャーベルだけど、ネック以外はジャクソン製。
さすがにネックは良くて、今まで反りの修正をした記憶がないほど。
CHARVELシャーベルMODEL1ストラトtypギターを分離してボディー塗装剥離開始
今回の改造では、

ギター改造目標
1)塗装を剥がしてナチュラルオイルフィニッシュ(orラッカー極薄)
2)両サイドを削って形状をN4に近づける
3)フロントピックアップとピックアップセレクターを追加取付加工

を考えています。

まず最初は、ボディーの塗装はがしです。
と、いきなり壁に...

ポリウレタン塗装の塗装硬すぎ!!分厚すぎ!!

刃物で削ったり、やすりやペーパーでやすったりなど...
しばらくアレコレやってみましたが挫けました。
めっちゃ果てしなく時間かかりそう・・・

結局いちばんいい方法は剥離剤を使う方法でした。

ギターボディーのポリウレタン塗装はがし方法

やってみるといたって簡単♪
ギコギコゴシゴシ時間かけてやってたのがアホらしくなりました。

市販されている「塗装はくり剤」なる液体を表面にベタベタ塗りまくってしばらく放置します。
すると塗膜が浮き上がってきます。

ギター、ウクレレの旧塗膜の剥離にオススメの商品です。高施工性、厚膜対応、多目的用途、臭気軽減。中性の常識を覆す、あらゆる面で有利なはく離剤です。特徴といたしましては、・酸、アルカリ性などの成分を含んでいないため、コンクリート、木部、金属類への化学的影響がほとんどない、中性タイプです。・水洗い不要で、塗布後、はく離剤の残存がなくなるまで、紙やすり等で下地処理すれば完了です。・厚く塗り重ねた塗膜にも強力に浸透します。 ・約10分で完全浸透し、作業効率があがります。・あらゆる塗膜に対応します。(セメントリシン、モルタルなど無機質系ははく離できません)

頃合いを見てステンレス製のスクレイパーで削り取る。
っていうか、パワーにまかせて「叩き削る」ように、はくり開始。
場合によってはハンマーも活用します。

貫通型のステンレスヘッドなので、ハンマーで叩いて使えます。●刃こぼれしにくい高熱焼き入れブレード、刃厚1.8mm厚ステンレスです。●全長(mm):235●刃幅(mm):70●刃長(mm):85●刃厚:1.8mm●貫通型

このギターは塗膜がかなり厚いようなので何度か繰り返します。

ポリウレタン塗装を剥がすと想像外の異物が!!

そのうち白い塗装は剥がれてきたんですが
何かおかしい!?

「アレッ!? 黒い板が!!」

CHARVELシャーベルMODEL1ストラトtypギターを分離してボディー塗装剥離開始2
バスウッド(もしくはアルダー)は、白っぽい色なのに何故???

削り進むうちに、黒い板は天面平坦部のみ貼り付けてあって、厚さは1mmあるかないか。

「どういうこと???」

まだちゃんと剥がしきってないので、なんともいえませんが、明らかにバスウッドより硬質で、叩くと木の音が全然違う!

ローズウッドのように感じるけど、材は何なんだろう??

レスポールみたいに、トップにメイプル&バックにマホガニータイプや、EVHみたくトップ=メイプル&バック=バスウッド、リッチーはトップメイプル&バック=スワンプアッシュ等、
トップに別材を貼り付けてるモデルは色々あるけど、全部メイプルなんだよねー・・・

でも、もしローズなら、ナチュラルフィニッシュにした場合、デザイン的なはかっこ悪いけど、音には興味ある。
ギター改造開始|Fenderネック|CHARVELストラトボディー|2/26/2007
何の材なのか、知ってる人いたら誰か教えてください!!
(当時のシャーベル関係者等)

とまあ、まだまだ先は長くなりそう・・・

ここにご紹介の画像を含め、撮影した画像は下記フォトギャラリーページにまとめています。どうぞご覧ください。
2007年2月撮影海フォトギャラリー|南紀白浜スパダイブ

ギターの材質と音についての教訓まとめ(個人的好み)

<教訓その1>メイプル指板のギターに音質を期待してはいけない!
<教訓その2>木目が見えないほど分厚くポリウレタン塗装されたギターは避けるべし!
(追記:ここでいう「メイプル指板」とは、表面にポリウレタン塗装された指板を指す。無塗装のメイプル指板の音質は好き)

ある程度の想像はしてましたが、木材の木目がなくなる程塗装されている商品の、カタログ謳い文句(○○材)を鵜呑みにしてはいけません。

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