体験ダイビング9/10/2020白浜|自宅で水中姿勢のコツ掴む方法

男性4人組ゲスト様と体験ダイビングでした!

記事後半ではダイビング初心者によくある
水中活動の「うまくいかない」について考察と、
苦労する代表格「水中姿勢」を自宅で簡単に練習する方法を紹介します。
初心者必見です(^_-)-☆

9月10日-和歌山県南紀白浜の海

朝から海はほぼ凪。
上から眺める限り、
水の色もいい感じでした。

対してどんよりした空。
朝10時前まではジャジャぶりの雨でした。

ところが海へむかう頃合いになると
うまい具合に雨は上がり所々青空まで♪
白浜権現崎画像1

午前の体験ダイビング:権現崎ビーチ

スパダイブ前記念撮影画像
この日のゲスト様は、全員が元高校球児の4人組。
同じく僕もそうなので5に...

入水エリアの水は綺麗で9月を感じさせます。
が、潜っていった先の透明度は
まだ台風後の回復途上。

4人全員一緒に潜ることも可能ではありますが、
私の判断で二人ずつ2回に分けての体験ダイビングとなりました。
白浜権現崎9月の水中画像1
先行チームお二人。

地上ではみんな相当な運動経験者です。
でも水中は全くの初めてで、
ちょっと怖いが先立ったみたいです。

「地に足をつけ、踏ん張って」行う運動とは
まるで勝手が違う上に呼吸にも制限がかかります。

前半は相当ドタバタでしたが、
二人とも後半は落ち着きました。
白浜権現崎9月の水中画像2
それでも、「魚いっぱい観れた!」
って喜んでくれてました(╹◡╹)

ほんと、浅場はきれいで気持ちよかったです。

続いて後攻チーム。
白浜権現崎9月の水中画像3
練習で鼻に水を吸い込んであせってたシーンもありましたが...
すばらしい適応能力でクリアし無事水中へ。

水中移動を始めると、
前半はやっぱり動作が不安定でドタバタに..

そしてやっぱり後半には持ち直して少し落ち着きました。
白浜権現崎9月の水中画像4
1チームが潜ってる間、
待機中のチームは浅場でシュノーケリングしてもらってました。

両方合わせて半日たっぷり
海の中を楽しんでもらって満喫疲労!?
白浜権現崎画像2
全員また学生生活に戻るようです。
大学生活はなかなか厳しい状況のようですが、
がんばってください。

そして息抜きにまたぜひ!

9/10白浜の海で会えた生物たち

本日の海ログ
◎権現崎: (天候) 晴れ (水温) 28.6~28.9℃ (透明度) 2~5m
(主な生物) フウライチョウチョウウオ幼魚、トゲチョウチョウウオ幼魚、ハタタテダイ、チョウチョウウオ、ソラスズメダイ、ヨスジフエダイ、ヒメフエダイ、コロダイ幼魚、イシモチ群れ、カマス若魚、カサゴなど
ここにご紹介の画像を含め、撮影した画像は下記フォトギャラリーページにまとめています。どうぞご覧ください。
2020年9月撮影海フォトギャラリー|南紀白浜スパダイブ

9月10日の過去記事

体験ダイビング等でよく思うこと~アドバイスなど

今回のダイビングでも感じたことを少し。

ライセンス取得済みのダイバーを含めた
初心者がみんなてこずる
「うまくいかない!」
水中活動についての考察をしてみます。

それから、同様に最初はみんな苦労する「水中姿勢」をつかむため、
自宅でできる簡単な練習法を紹介します。
ボートダイブで安全停止中水中画像

水中活動についての考察とアドバイス

水中経験がなくて、
陸上での運動経験が相当ある人ほど、
最初は水中でドタバタになる傾向があります。

理由の一つに、陸上での反射神経が優れている
ということもあったりします。

陸上では、『重力が効いた不動の地面』をベースに、
走ったり、蹴ったり、投げたり、飛んだり~・・・
といろんなことが行えます。

運動熟練者は、そういう陸上運動を身体に染み込むほど
繰り返して身につけています。

知らずしらずにその感覚は自分の中での常識として蓄積されています。

陸上での運動能力に優れた人ほど、
無意識的・反射的・直感的に
「陸上の常識」
をもとに対処行動する傾向があります。

水中は!?
重力の状態が陸上とは全く違います。

まずそのことを心身ともに理解する必要があります。
南紀白浜三段壁水中画像
さらにスキューバダイビングは、
地面から足が浮いた状態で活動することが基本です。
(もちろん何かにつかまったり、
水底に足ひれや膝をつけることもあります。
が、それは何かする目的があるときです。)

何かのときには常に土台になってくれていた
「地面が無い」ので
「完全な踏ん張りが効かない」ことも理解しなければなりません。

これらを理解していく上で、
はじめのうちにはドタバタになってしまうのは仕方有りません。

そこから、いかに早い段階で
「ここ(水中)は、今まで生きてきた世界とは全く違う世界だ!」
ということを感覚として理解できるか!?

いかに早く『今までの常識をリセット』し、
『新しい常識を散り入れよう』という心持ちになれるかどうかで、
上達速度に差ができます。

常識をリセットしてかかれれば、
何かがおこったときに「今までの経験でなんとかしよう(できる)!」と
やみくもに動いて対処することを止めることができます。

むやみと動く前に
「自分に何がおこってるのか??」を客観的な目線で把握し、
客観的な目線で試してみる
感覚が生まれてくると、
新たな世界みえてくるようにになります♪
南紀白浜千石丘水中画像

水中姿勢の自宅練習法

みんな苦労する水中姿勢を自宅でつかむ方法があります。

使う道具はバランスボール

このバランスボールをおへそのあたりに当て、
うつ伏せになってボールに乗ります。

その際に、両足はソファーなどの上に乗せてから始めたほうがいいと思います。

手足を地面やソファーから離してバランスとれるようにします。

水中で泳ぐイメージなので、
顔は前を向きます。
へっぴり腰にならないようにすることも重要です。
バランスボールで水平姿勢画像
当店AYANOにやってもらった画像です。

この不安定なバランスボールの上で、
うつ伏せになって画像のように身体を伸ばすと、
水中での水平姿勢(地面と並行)の感覚がつかめます。

水中では(水面も)この姿勢の状態で、
フィンキックを行うことが基本中の基本となります。

この姿勢が水中でキープできると、

・意思に反して浮き上がることが激減する
・背中の重みに引っ張られてひっくり返ることがおこりにくくなる
・フィンキックの効率があがり運動量を落とせる
・重りの量が減らせて安全で楽になる
などなど

マジいいこと尽くめです。

キープできずに、
少しでも状態を起こして「立ち泳ぎ」になると、
その起こした角度分だけ上に上がっていきます。

上体だけを下へ向けてもへっぴり腰になってしまうと、
フィンキックの向きが斜め上に向かうことになるので、
やはり浮き上がっていきます。

水中とはそういう3次元世界です。

上向きの運動を続けても浮き上がっていかないということは、
浮力調整が不十分で「オーバーウェイト」状態だということになります。

オーバーウエイト状態で水中活動し続けることの危険性は、
初心者向けライセンス取得講習でさんざん教わります。

何もかもを解説していくと、
とんでもない長文になるので今日はこのくらいにして、
また追々色んな解説もしていきたいと思います。

まとめ

初心者ダイバーや体験ダイビングの際に、
水中でよくドタバタ劇になることがあります。

それは、陸上での運動経験常識がじゃまをすることも多く、
陸上の常識をリセットすることが解決の糸口になります。

あと、水中では立ち泳ぎではなく、
うつ伏せ水平姿勢がいいこと。

それをつかむための自宅練習方法も紹介しました。
バランスボールのうつ伏せでのっかってコロコロ...
試してみてください!

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