ダイビング中にシュノーケルをつけたくない方必見の解決方法!

「潜水中は使わないから!」
とシュノーケルをつけず潜るダイバーを見かけます。

この記事では、
ダイビング中にシュノーケルをつけない/つけたくない人が、
つけてて苦にならないシュノーケルを紹介します。

合わせて、何故シュノーケルが必要なのかも解説しています。

ダイビング中にシュノーケルをつけない/つけたくない方におすすめのシュノーケル

ズバリ!それは
AQUA LUNGの
『ノーチラストラベルスノーケル(NAUTILUS TRAVEL SNORKEL)』
です。

おすすめする理由はその特徴にあります。
ノーチラストラベルスノーケル画像1

『ノーチラストラベルスノーケル(NAUTILUS TRAVEL SNORKEL)』の特徴

ではこのシュノーケルの特徴をあげていきます。

くるくる丸めて携帯できる(収納カバー付き)

全体が柔らかいシリコン素材なので、
丸めて「手のひらサイズ」に収まります。
ノーチラストラベルスノーケル画像2
収納カバーに収納することにより、
BCDのポケットに入れたりDリングに吊るして携帯できます。

ケースから取り出すと一瞬でシュノーケル形状に展開します。
ノーチラストラベルスノーケル画像3

シュノーケル全体がシリコン素材でフニャフニャ(フレキシブル)

地元の素潜り漁師さんのはなしです。

狭い場所に手を差し伸ばて素潜り漁をする際に、
岩の隙間にシュノーケルが引っかかることがよくあるそうです。

そんなとき硬質のシュノーケルだと抜き取るのにとても苦労するそうです。

筒身全体がフニャフニャなノーチラストラベルスノーケルを使うと、
岩の間に引っかかってもスンナリ抜けると好評でした。
ノーチラストラベルスノーケル画像4
意外なメリットに「へーっ!!」と感動しました。

排気弁がない

これは通常使用のシュノーケルとしては、
比較的デメリットになります。

口に水が入ってきた際に行う
「シュノーケルクリア」
は、排気弁がある方が間違いなく水抜きが軽いので。

一方、排気弁が無いことのメリットは次のとおりです。

吹き込んだ空気が排気弁から逃げてしまうことがないので、
緊急時の救急救命「レスキュー呼吸(人工呼吸)」用の筒として活用できます。
ノーチラストラベルスノーケルでレスキュー呼吸画像1
緊急時に換気吹き込みが必要になった場合、
口対口のレスキュー呼吸だと感染症などの不安や心配が残ります。

このノーチラストラベルスノーケルを介して吹き込みを行うことにより、、
マウスツーマウスを避けることができるので感染症対策になります。

フニャフニャなので自由に向きの調整もできます。

口にふくませる相手の口のサイズに合わせて、
筒先をくわえさせてマウスピース側から吹き込んだり、
ノーチラストラベルスノーケルでレスキュー呼吸画像2
反対にマウスピースをくわえさせて、筒先からふき込みこともできます。
ノーチラストラベルスノーケルでレスキュー呼吸画像3
シュノーケルは水中マスクの左側ストラップに装着しておくのが通常です。

このノーチラストラベルスノーケルを携帯してダイビングするダイバーは、
その通常装着をしないorしたくない人です。

どちらにせよ緊急時用の携行スタイルとなりますので、
緊急事態用としての役目で考えると一石二鳥です。

そう考えると普通のシュノーケルをつけているダイバーが、
別個の予備品として携帯するというのもありですね。

★巻いてたためるコンパクト設計★BCポケットに収納したりBCのDリングなどにつるす事も可能...

スキューバダイビングで、なぜシュノーケルが必要なのか

スキューバダイビングの経験値が上がってくると、
シュノーケルの使用頻度が下がってきます。

ビーチダイビングの場合は、
シュノーケルをくわえてる方がラクなこともあって使用すると思います。
水面を泳ぐときやフィン(足ひれ)装着時などです。

ところがボートダイビングでは全く使用しないことが多くなります。

シュノーケルが不要と感じる状況

当店でのボートダイビングの手順例です。

  • ボート上からダイビング用レギュレータをくわえて水中に飛び込みます。
  • 潜水中はレギュレータをくわえ続けます。
  • 潜水終了後に水面へ上がるとラダー(ボート用はしご)をつかみます。
  • ラダーを登ってボート上へ登り終えるまで、安全のためレギュレータはくわえっぱなしです。

このケースの場合、
うまくいけばシュノーケルは全く使用しません。

シュノーケルを一度も口にしないダイビングが続くと、
「シュノーケルっていらないよね?顔の横でジャマだし...」
となってきます。

シュノーケルは何故必要なのか?

スキューバダイビング活動は、
安全上の理由から単独行動は固く禁じられています。
つまり完全な団体活動になります。

その上で上記ケースのように、
何もかもがいつもうまくいくとは限りません。

自分自身もそうだし、一緒に潜っている他のダイバーもそうです。

例えば、
グループの誰か(或いは自分かも)が、
いつ何時次のような事態に陥るかもしれません。

1)何かの原因により誰かの空気消耗が激しくなり、全員がボートから離れた場所へ浮上し水面移動することになった。
2)全員がボートそばへ浮上したが、水面で予想以上の水の流れにのってしまい誰かが流されてしまった。
3)誰かが水中で迷子になり、ボートから離れた場所に浮上して水面行動をとることになった。
4)潜水を終了しようとしたがボートがいなくなっていて、全員が何もない水面へ浮上することになった。

あり得る事態をあげていくと、他にも色々でてきます。

こういう自体になった場合の水面において、
シュノーケルの有無が生死を分けることにも成りかねません。

シュノーケルをつけない人がいることで困った実例

20年近く前に私が経験した出来事です。

ボートダイビングにおいて、
数名のダイバーを水中ガイドしていました。

ダイバー全員に水中で空気の残り量確認をしたところ、
1名だけ急激な空気消費により残り少ないことがわかりました。
私はすぐにその位置で全員一緒に浮上を開始する判断をしました。

全員の空気の量を確認しながら、
途中で手をつないだりして安全停止も行い無事水面へ浮上しました。
上記1)の状況です。

少し離れていましたがボートへ向かって水面移動を開始しました。
ある人はシュノーケル、ある人はレギュレータをくわえて水面を泳ぎ始めました。
1名だけシュノーケルをつけていない人がいました。

ボートへ向かって泳いでいたのですが、
中々ボートへ近づくことができませんでした。

水中とは違い水面は少し流れがあり、
残念ながら流れに逆らって泳ぐことになっていました。

泳いで運動量が上がると、レギュレータ呼吸では苦しくて耐えられなくなります。
経験がある人も多いと思います。

案の定レギュレータでは呼吸を続けられなくなりました。
シュノーケルをつけていない人は、顔を水面から出す以外なくなります。

それは「立ち泳ぎ」姿勢となり水の抵抗が大きくて前に進みません。
すかさず私はその人を捕まえて引っ張って泳ぐのですが...

仕方なく私が使っていたシュノーケルを渡して、
(厳密にはマスクとシュノーケルごと交換して)
シュノーケル呼吸することで身体を寝かせて泳いでもらいました。

立ち泳ぎされるよりも抵抗が減る分引っ張りやすくなります。

私はその人を引っ張りながら、息継ぎしつつ泳ぎました。
シュノーケル呼吸無しで流れに逆らっての水面曳航です。

途中たくさん水を飲んで溺れそうになって苦しみました。

歯を食いしばってなんとかボートへたどり着けましたが、
2度とこんな思いをするのはご免だと思いました。

それ以来、シュノーケルを忘れてきたお客さんには
レンタルしてもらってでも必ずつけてもらってます。

実例からの教訓

ダイビングライセンスを取得する際には、
シュノーケルは必需品として習ったはずです。
そしてそれはルールの一つです。

上の実例で言いたいことは、
安易に「自分は大丈夫だから!」
とルールを無視することが、
結果的に誰か(或いは自分)を殺すようなことにも成りかねない!
ということです。

『自分自身が大丈夫かどうか!?』
だけで物事を判断するのは早計です。

合わせて『他人を殺すような結果につながらないかどうか!?』
という方向でも物事を考えて判断するようにしましょう。

まとめ

ダイビング中にシュノーケルをつけない方におすすめのシュノーケルは

AQUA LUNGの
『ノーチラストラベルスノーケル(NAUTILUS TRAVEL SNORKEL)』
です。

おすすめする理由は次の3つ。

・くるくる丸めて携帯できる(収納カバー付き)
じゃまにならずに携行できる。
・シュノーケル全体がシリコン素材でフニャフニャ(フレキシブル)
水中で岩のすき間などに引っかかりにくく素潜り漁でも便利
・排気弁がない
レスキュー呼吸時の感染症対策になる

また、ダイビングでは使うことが少ないシュノーケルですが、
もしもの事態になった場合に、水面での安全のために必要であること。
さらにそれはルールの一つであり、それらのルール無視は自分は大丈夫であったとしても、
結果的に他人の命に影響を及ぼしかねないということも合わせてお話しました。

ダイビングする際には必ずシュノーケルつけましょう!
マスクストラップにつけておくのが嫌な人も、
「ノーチラストラベルスノーケル」をBCDに携帯装備しておきましょう!

以上です。

より安全で楽しいダイビングライフを!

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