体験ダイビング|ひっくり返らないための足ひれ(フィン)の使い方

体験ダイビングとシュノーケリングを権現崎ビーチで開催しました。

その模様とともに海情報。
それから「水中でひっくり返らないための足ひれ(フィン)の使い方」
を、本日の1ポイントアドバイス!という名目で最後に紹介しています。

今朝の白良浜は晴れて涼しかったです。

ということで朝早くからランニング。
走るならやっぱ朝かな!?

とか思うまもなく、陽射しきました...

朝から陽射しが強く、そして一日中暑かったです。

体験シュノーケリング:権現崎ビーチ

スパダイブ前記念撮影画像
昼前からゲストの父娘2名様と体験ダイビング...
の予定でしたが、急遽予定変更。

まず、お二人とシュノーケリングコース。
次に、おじょうさんとマンツーマンで体験ダイビング。
その後、父娘二人でのシュノーケリングフリータイム。

の3本だてに。

料金的にも変わらないし、これはこれで満喫できましたね(^_-)-☆
白浜権現崎8月の水面画像1
ダイビング前にシュノーケリング練習。
実はコレ理想的なんです。

レギュレータというダイビング用の
「吸ったときだけ出てくる空気」
で呼吸する前に、

呼吸抵抗のない「シュノーケルのパイプ」
で呼吸しながら顔を水につける、
から始めるほうがすんなりいきます。
(実際は、時間が上乗せされるので、
時間に余裕があり、ゲスト様が希望されるとき以外はやりませんが...)

それに背中に重いものがない状態で、
水面に身体をあずける感覚もダイビングの役に立ちます。

といっても、
今日ご一緒した10歳のMちゃんは、
幼稚園(保育園)の年中さんのころからスイミングやってて、
水慣れバッチリ。

シュノーケリングコースはお父さんと一緒に
なんの難なく、超スムーズでした。

体験ダイビング:権現崎ビーチ

白浜権現崎8月の水中画像1
シュノーケリング装備のお父さんに横から見守られながら、
今度はスキューバ装備に変身。

まずは浅場でいくつかの練習。
「水中でレギュレーターが外れてしまった時の対処」
や「水中でマスクに水が入ってきたとき対処」
などです。

このあたりも難なくクリアのMちゃん。

早速潜降です。

耳抜きもまずまず順調!
白浜権現崎8月の水中画像2
まもなく手頃なアオリイカの卵が現れたのでそれを紹介しようと
Mちゃんをホールドする私の手をゆるめると...

クルンクルンと何度もひっくり返りましたね~(╹◡╹)

アオリイカの卵と
産まれたての赤ちゃんイカ
を相手にしばらく遊びましたが、
写真は取るまを作れませんでしたm(__)m

しばらくホールド状態でプカ~プカ~と移動すると、
たくさん舞ってました!
青い熱帯魚ソラスズメダイ。

大人サイズのほうが多かったですが、
ちっちゃいサイズもちらほら出てきてます。

あと、子アジの群れも量が増えて、
イワシの稚魚とともにキラキラ光ってました。

子供のときには熱帯魚のような色柄で、
成魚になると水玉模様のタイみたくなるコロダイ。
両方観れました。

日に日に魚は増えて夏らしくなってきてて嬉しいです!!

そして権現崎ビーチ名物!
白浜権現崎8月の水中画像3
思ったより魚がたくさんいて!
沖の方は思ったより水中視界がクリアで!
思ったより楽しんでもらえたとのことで!
良かったです。

ぼくも楽しかったです。
ありがとうございました。

8/6の海で会えた生物たち

本日の海ログ
◎権現崎: (天候) 晴れ (水温) 27.1℃ (透明度) 4~10m
(主な生物) ソラスズメダイ群れ、アジ群れ、アオリイカ卵、チョウチョウウオ、イワシyg群れ、コロダイ若魚・成魚、ニシキベラ、チヌ、グレ群れ、ニザダイ、カサゴなど
ここにご紹介の画像を含め、撮影した画像は下記フォトギャラリーページにまとめています。どうぞご覧ください。
2020年8月撮影海フォトギャラリー|南紀白浜スパダイブ

ひっくり返らないための足ひれ(フィン)の使い方

さて、今日の体験ダイビングを終えて、
スキューバダイビングについての1ポイントアドバイス!?
などをひとつ。

早速ですが、水中では、
BCD(Buoyancy Control Device)
と呼ばれるジャケットへ空気を出し入れすることで、
浮力を調整することができます。

スパダイブでやっている体験ダイビングでは、
私がゲスト様全員のBCDを操作にすることにより、
水中で浮力調整を行います。

これにより水中で『無重力』体験をしていただくことを目指しています。

無重力状態になると、
背中に背負ったタンク(シリンダーやボンベともいう)の
重さは消すことが出来ます。

ところが、バランスの問題は残ります。
重いものが下になろうとするのが自然の摂理。

バランスをとるための押えも何もなく脱力してしまうと、
スグに重いタンクが下になろうとします。
結果、しょっちゅうクルリンクルリンと
仰向けにひっくり返ります。

スキューバダイビング中に、
一番パワーとして使える部位は
「足ひれ(フィン)」です。

フィンを使って『水への押さえ』を効かせ、
『うつ伏せ姿勢のキープ』
のためのバランスをとっていないと、

1)仰向けにひっくり返る
2)足が浮いて逆立ち状態になる

のどちらかになります。

Mちゃん両方とも経験しましたね~...(^^)
白浜権現崎8月の水中画像4
実は、水泳が得意な人ほど、
水中で手を使ってなんとかしようとする傾向があります。

背中に重いタンクを背負った状態では、
手だけではパワーとして不十分です。

それでもなんとかしようと
「手に意識を集中」させると、
足は脱力宙ぶらりん状態になります。

すると足だけが浮き上がって逆立ち状態になります。
それを何とかしようとまた手で泳ごうとするので、
ますます逆立ちになります。

この現象、実はライセンス取得講習中や
ライセンス取得後の初心者ダイバーの方にもとても多いです。

そんな方たちの参考にもなればと思います。

意図せずあお向けにひっくり返らない
逆立ちにならない

ためには??

フィン(足ひれ)を上手く使えるようになる必要があります。

細かい技術はいろいろありますが、
ひっくり返ったり逆立ちになならないようにすることに絞ります。
注意点は下記のとおりです。

ひっくり返らないための足とフィンの使い方
1)うつ伏せ姿勢で膝も、フィン装着のつま先も伸ば
2)足首は使わないで、ピンと伸ばした状態をキープ
3)あし全体とフィンを一体化してオール(櫂)にするイメージを持つ
4)フィンで捕まえた水の抵抗を逃さない(足の関節を曲げすぎない)
5)ダウンキック(上から下への蹴りおろし)のときは、
 フィンの面に『全体重を乗せる』
 繰り返します。”フィンの面に『全体重を乗せる』”重要
6)ダウンキックしている反対の足は、
 足(フィン)の裏側に水の抵抗を受けてアップキック。
 ただし、アップキックというよりは反対足のダウンのための
 反動支え(踏ん張り)にするイメージ。
7)フィンに最大限の水の抵抗を受けて、ゆ~~ったりと動かす。
8)キックなどでチカラを使うときは、「息を吐きながら」行う。
 息を止めて行う「瞬発力」は全く使わないようにする。

文字にしてわかりやすく書こうとすると、
長い文章になってしまいます^^;

今日はマンツーマンでの体験。
たまに手を離したりもしたけど、ほとんどホールド状態で一緒に移動しました。
Mちゃんはまだ10歳で初めての大きなフィンだし、
今回の体験ダイビングは大成功!でOK。

でも自分でコントロールできたらもっと面白いですよ。
よかったら「いつかの目標」にしてみてね。

アフターシュノーケリング-フリータイム

白浜権現崎8月の水中画像4
体験ダイビング後には、浜辺で待っていたお父さんと合流。

私は引き上げましたが、父娘で貴重な海での数時間!
仲良く二人で過ごせたようで何よりです。

ありがとございました。
また今度はお父さんも一緒にダイビングもできるといいですね。
Mちゃんのひっくり返りリベンジ(?)も兼ねてまた是非お待ちしてます!

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