先日おもしろいCDを見つけました。
哀 戦士・Ζ×R /Richie Kotzen
インフルエンセス・アンド・コネクションズ~MR.BIG トリビュート スペシャル・エディション

たなばたにたなぼた発見のCDです。

7月7日たなぼたCD|哀 戦士・Ζ×R/リッチー・コッツェン(Richie Kotzen)

まず1つ目

「ガンダムとの出会いは衝撃的だった。
志を持ちながら、強く激しく戦い、
美しくも哀しく散った、戦士たち。
映画版ムービーコレクションを見つけて、
その時からのめり込んだんだ。

「哀 戦士」を聞いたとき、すぐこれをロックにしてみたいと思った。
幾多の時代を駆け抜ける、白いモビルスーツの伝説を、
ロックミュージックを通して世界に伝えたいと思ったんだ。
長い間の僕もこの想いが本当に実現するなんて、
運命としか思えない。
ここに選んだ曲はどれも、
僕にとって特別の思い入れがある曲なんだ。
それをカバー曲集として発表することができるなんて、感無量だ。
そして3曲のオリジナル曲を、
逆境での戦いから明日(New Day)へのブリッジにしたいと思う。

このアルバムを、愛する者のために宇宙で戦死した彼らに捧げたい。

無駄にはしない。
君たちの信じた未来は今から始まる!

リッチー・コッツェン」

哀 戦士・Ζ×R CDジャケットより引用~

こんなのがCDとして今年の3月に発売されていたなんて、
今頃知った!・・・

Mr.BIGの元ギタリスト、リッチー・コッツェンによる`機動戦士ガンダム`シリーズのロック・カヴァー・アルバム。『機動戦士ガンダム』および『Zガンダム』のヒット・ナンバーのカヴァーを収録。ゲストにMR.BIGのベーシスト、ビリー・シーンが参加。

今までもずっと好きなアーティストだったけど、
これでまたノックアウトです!!
よりによってとうとう「ガンダム」に手を出すなんて!

僕らの世代の日本の少年達はみんなガンダムに夢中だった。
その大好きだったガンダムとアメリカ軽音楽とを彼がうまく融合。

それに、これまたタイトルが「哀 戦士・Ζ×R」

たしか初めて映画館で観た映画がガンダムの「哀 戦士」、
そして2年ほど前まで乗っていた二輪の愛車が「カワサキZXR」

ちょっと運命を感じます!

ちょっとお許しいただいて、大好きなRichie Kotzenについてツラツラと・・・

Richie Kotzen/リッチー・コッツェンについて

リッチー・コッツェンの年代は僕と同学年にあたります。
アメリカのスーパーギタリストであり、スーパーボーカリストであり、ミュージシャン、作曲家。
アルバムではドラムもベースもピアノもこなすスーパーマルチプレイヤー。
かつ若い頃はモデル並のルックスとステージでかっこいいパフォーマンス・・・

デビュー後

1989年に彼がデビューしたときのハードロック界は、
トニーマカパイン、ポールギルバート、クリスインペリテリ等の
クラシカルな速弾き系凄腕ギタリストが山のように勃発していました。

その中で、アランホールズワースばりのレガートな超速弾きに加え、
ジャズ?フュージョン?ブルース?クラシカル?
な縦横無尽なフレーズに魅せられて以来ずっと動向を見守ってきました。

地味な方で、大ヒットは無かったかもですが、
ソロで次々にハードロック、ブルースロック系アルバムを出し続けています。
そのソロ中では、マイケルボルトンを上回るパワフルですばらしいソウルフルボイスも魅力です。

デビュー以降ギター・インストアルバムを3枚ほど出してしばらく潜伏。

ポイズン加入

と、突然ビジュアル系ロックバンドのポイズンに加入。
ちょっとかなり意外なチョイスに驚きました。
でも発表されたアルバムを聴いてすぐにお気に入りに!

ポップでキャッチーなメタル・サウンドで一世を風靡したポイズンのスタジオ4作目。新ギタリストにリッチー・コッツェンを迎え、ブルース色の濃いサウンドを聴かせた作品。Japanese pressing of their 1993 album.

かっこよくてポップなハードロックアルバムです!?

ところがアルバム1枚とライブビデオを1本発表したかと思うとさっさと脱退してしまいます。

ソロ-ヴォーカルもの

その後1年もたたないうちに自身が全曲を歌うボーカルアルバムを発表します。
それが名盤『Mother Head's Family Reunion』です。

テクニカルなスーパー・ギタリスト、リッチー・コッツェンがポイズン脱退後に発表した通算4作目のソロ・アルバム。トリオ構成でリズム&ブルース色の強いハード・ロックを展開。

曲も歌もギターも音も全てがスーパーなアルバムです。
ちなみに2曲めのアルバムタイトル曲は、僕の携帯電話の着信音です♪

その後、後にMR.BIG加入までの間は
ブルース寄りのソウルフルな歌ものロックアルバムを出した
かと思うと、
コテコテのジャズフュージョンのインストアルバムも出したりと両刀になります。

ソロ&共作-歌なしインストフュージョン系

ジャズフュージョンのインスト系では、
グレッグ・ハウとの共作『Richie Kotzen & Greg Howe』名義での2枚目のアルバムは大好きです。

ギタリスト、リッチー・コッツェン、グレッグ・ハウによるセカンド・アルバム。

MR.BIG加入

そのうち今度はいきなりビッグバンドのMR.BIGへポール・ギルバートの後任ギタリストとして加入。
MR.BIGも大好きなバンドだったので嬉しかったです。

日本先行の人気で一時は全米No.1ヒットも放ったことがあるアメリカ産ハード・ロック・バンドの通算6作目。もともとは「バカテク揃いのヘヴィ・メタラー」という側面も持っていたものの、ここ数作はすっかりメタル離れしてひさしく、かといって単なるポップ・ロックに落ち着くワケもなく、すっかりブルージィでおおらかな路線が板に付いてきている。というか、もともとシンガーのエリック・マーティンの声質やスタイルは、ジャニス・ジョプリンを思わせるところもあるぐらいだから、渋く歌い上げるパターンがハマるのは言うまでもないのだ。加えて、ギターのリッチー・コッツェンが歌っていると思しきナンバーの深みのある味わいも、今の彼らのサウンドの奥行きをグンと広げているに違いない。それでいて、時折ハッとするようなテクニックを伴う超絶プレイがコッソリ飛び出すのも相変らず。

かと思うと・・MR.BIGは解散。

再びソロ

後はソウルなボーカルアルバムで歌をメインに活動していたように感じてた。

そんな中で今度は日本が誇るアニメ「ガンダム」のカバーアルバム。
参りました。
そしてまた新しくハードロックのバンドで活動を始めてる。
ずっと応援してます!

1980年代LAを中心に世界的なブームを巻き起こしたLAメタル、その代表格とも言えるバンド「ポイズン」が1993年4月23日にイギリス・ロンドンの「ハマースミス・アポロ」で行ったライヴ録音。天才ギタリスト「リッチー・コッツェン」を新たなメンバーとして迎え世界中のハードロック・ファンを驚かせた新生ポイズンが行った本ライヴは、1993年2月リリースの当時最新アルバム『ネイティヴ・タン』からの6曲に加え、1st『ポイズン・ダメージ』、3rd『フレッシュ&ブラッド』、そして全米年間No.1となった「エヴリ・ローズ・ハズ・イッツ・ソーン」を収録した2nd『初めての***AHH! 』までと初期ポイズンの代表曲をたっぷりと収録したまさにベスト・ライヴ!『ネイティヴ・タン』にソングライティング面でも全面参加したリッチー・コッツェンが同アルバムからの曲を弾きまくる

インフルエンセス・アンド・コネクションズ~MR.BIG トリビュート スペシャル・エディション

また違うアルバムを発見。
つぎにMR.BIGです。

MR.BIGの変なトリビュート(?)アルバム。

MR.BIGのトリビュートなのに、第2期オリジナルメンバーのリッチー(vo,g)、ビリー(b,g)、パット(dr)が参加してる。
タイトルは「Influences & Connections Volume One」

MR.BIGの元メンバー3人が集結、自ら演奏したセルフ・トリビュートというべきアルバム。ポール・ロジャース、スティーヴ・ルカサー、イングウェイ・マルムスティーンなど豪華ゲスト陣が参加。初回限定盤には、参加メンバーのインタビューが収録されたDVD付き。

表面的な解説は伊藤政則氏がうまく書いててくれて解りやすい。

僕が感じたのは、第1期オリジナルメンバーの
エリックマーティン(vo)とポールギルバート(g)
をパロディって楽しんでるように感じて非常に非常におもしろい。

まず1曲目「MR.BIG」
バンド名のMR.BIGというのは、フリーの曲の一つ「MR.BIG」から引用して出来たのは周知の事実。

バンドMR.BIG結成直後の1.stアルバム中の曲MR.BIGはそのフリーの曲をカバーしており、
ボーカルのエリックはフリーのボーカルのポールロジャースの真似をしていた。

今回のトリビュートではなんと、ポールロジャース本人がバンドMR.BIGのトリオをバックに同名の曲を歌っている。
しかも、わざわざオリジナルとは歌い方を変えて!(ここがおもしろい)

そんな調子で全曲が「逆ひねり」を施してある。

他にも、バリバリのアップテンポナンバーのコロラド~やダッディブラザー~では、
慣れないパワフルボイスでの歌い方の参考にしたと思われる御大。
それは、レインボーやディープパープルのボーカルだったジョーリンターナー。

そのジョー本人がこの2曲で歌ってる(あきらかにエリックよりパワフルでしかもうまい)。

そして一方のギターの方は、ポールが参考にしたであろうことは明らかな二人が!
コロラド~ではメガデスのマーティーフリードマンが、
そしてダッディー~では、ななんと御大イングヴェイマルムスティーンが!
ポールの曲のソロをイングヴェイが弾きまくっていて、
しかも曲中にディープパープルのハイウエイスターが組み込まれており、
それぞれが行きつ戻りつでどっちの曲か見分けが付かなくなるくらい遊びまくってる。
(さらに突っ込むと、昔けんか別れしたジョーとイングヴェイが一緒にやってること自体もおもしろい)

これはもうたまらん!!
おもしろくて!おもしろくて!
こんな感じのひねりが入った曲が13曲も入ってる。

なんでもそうだけど、色んな背景を知ってることが、
おもしろいものをよりより面白く感じさせてくれる。

MR.BIGというのはなんとも、ジョークが好きなバンドで。
解散してまでおもしろおかしさを提供してくれます。
スーパーアーティスト達による、突っ込みようの無い程の馬鹿テク演奏でありながら。

興奮して書きまくってしまった・・・
しかし、このアルバムをエリックマーティンとポールギルバートはどう思って聴いただろうか・・

MR.BIGの元メンバー3人が集結、自ら演奏したセルフ・トリビュートというべきアルバム。ポール・ロジャース、スティーヴ・ルカサー、イングウェイ・マルムスティーンなど豪華ゲスト陣が参加。初回限定盤には、参加メンバーのインタビューが収録されたDVD付き。

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