『11年ぶりのラット・ン・ロール』と題うったRATTの新譜がついに届きました。
RATTもグズグズくすぶってた期間が長かったのですが、
今回のアルバムを聴いてスカッと爽やか!いい気分になってしまいました。
11年前のアルバム「Ratt」の時は興味失せてて買わなかった(訂正:買ってた..)ので、どんなのか知りませんが、その前(13年前)の「Collage」は(Rattも)結構好きです。
と、今でこそ言えるけど、購入当時はそれまで聴き込んできたRATTのイメージとの相違差にショックを受け、拒否反応的に聴かなくなてしまった...みたいな時代があり..。
時は流れ、先入観無しに聞くと「Collage」(「Ratt」)もすばらしく、っていうかいつの間にかRATTの中では1番聴くようになってたんだけど...
前置きはコレぐらいにして、私に取って、前作「Collage」から今回の新作「infestation」への大きな変化は、やっぱりツインギターかな。
やっぱりこっちの方がRATTらしい。
RATT!! と、いうには「Collage」のようにウォーレンのギターだけではバッキングというかリフ音が決定的に物足りない。
でもロビンはお亡くなりになっていたし...
ということで今回のカルロス・カバーゾなんだけど、ロビン並みにマッチしていると思う!
ウォーレンの音って、どうしてもリード向きだから、「RATT」として確立させるには、やっぱりギブソン系(フライングVなど)の分厚い音のギターの弾き手がもう一人必要なんだね。
今回の新譜はちゃんとRATTとしての確立されたアルバムになっている。
LAメタル全盛期の香りが全体的に色付けされたギター音主体(?)の音作り、ツインギター特有のバッキングの重なりズレ、ラットンロールと呼ばれる前のめり的でシンプルなテンポ、お世辞にもいいとは言えないボーカルの声ww
そしてウォーレンの極上トーン&フレーズ!
傾向的に過去のどのアルバム的か?と聞かれると、答えられないな~...全部の要素が詰まってるけど、退化的じゃなく今を感じさてくれる良いRATTアルバムだと思います。
それにしても、なんて『ウ~ットリ』させられるトーン&フレーズなんだろう、ウォーレンのギター...
つくづくいいギタリストだな~と。
曲の目玉はやっぱりシングルカットされてるこの「Best Of Me」
80~90年代の感じがもろでてるけど古臭さは全然無い。
余談として、
この「Best Of Me」は、個人的に何度聴いても思い浮かぶ曲がある。
日本のLOUDNESSが88年に出したミニアルバム中の「Long Distance Love」という曲。
それがコレ
そう思うのは私だけなんだろうか...
同じLOUDNESSがヴォーカルにマイク・ヴェセーラを擁していた際にも「LONG DISTANCE」というタイトルで出してます。
好きな曲なのでこれも^^;
ついでに似た曲もう一つ