CHARVELギターボディー改造その5&Washburn N4改造N5化|3/17/2007

改造ギターは二体に増量しました。

シャーベル/CHARVELストラトtypギターのボディー改造に加え、
Washburn製ギターNuno BettencourtモデルN4の改造も始めています!

何故かお店がもうすっかり工房化・・・
木屑にまみれ握力作業にいそしんで(?)おりました。

前回の記事

からの経過。

CHARVELストラトtypギターのボディー改造その5-微調整と仕上げ

まず、強烈ノイズの原因が、
「インプットジャックのホットとアースが反対!」という、なんとも初歩的で恥ずかしい失敗によるものと判明したのが、もうずいぶん前。

それをなおして音出ししてみるも、何か気に入らない。

リアピックアップ(ブリッジ側マイク)をBill Lawrence L500へ変更

まず、手持ちのサンバーストN4が目に付きました。

Washburn N4サンバーストとFender Japan JVストラト
これに装着していたリアピックアップ「Bill Lawrence L500」を取り外して改造中シャーベルギターへ移植。

CHARVELギターボディー改造にL500組み込み
と、やっぱりこれが一番!!

リアのハムバッカーピックアップは、個人的には「L500」が断トツ!で好みです。
これにまさるハムバッカーは見当たらない。

それでも中低域の硬質すぎる音と、
あの中途半端な黒い板の見た目がどうしても気に入らない。

ボディーの黒っぽい硬質木材を全切削加工

よって、やっぱり黒板は削り取ってしまうことにした。

ボディーの黒板削り作業...

とてもとても硬い材だったので
削るのにとってもとっても難儀しました...

ちょー大変!!!!
CHARVELギターボディー黒板削り改造1
硬いのなんのって、サンドペーパーじゃ全くらちがあかず、色々試した結果、
電動ドリルの先端に「錆び取ワイヤー」を取り付けてジュルジュル削りました。
この方法が現状手持ちの工具ではベター。
この単純作業を延々・・・

締付けトルク22段切替。先端工具の着脱が簡単なキーレスチャック。回転速度2段切替。手元を明るく照らす白色LEDライト付。ビットホルダー付。フック(別売)が取付可能。1.3~5.0Ahまで選べる電池。用途:小ねじ・木ねじ・タッピングねじなどの締め付け、ゆるめ。鉄工ドリルで金属の穴あけ、木工ドリルで木材の穴あけ。

何回充電を繰り返したことだろう・・

しかも黒い板がやっと無くなったと思ったら!?
なんとその下にもまた違う色の変な木目の木が貼ってありまして..
それもまた同様に削り削りです。
CHARVELギターボディー黒板削り改造2
やっと異種木材を全て削り取ったのがつい昨日。

そしてペーパーがけ。
ここでもう完全に嫌気が・・・

段差削減のためネックジョイント部切削ペーパー加工

それより、ボディー表面をトータルで5mmくらいはたぶん削ったハズだから、このままでネック取り付けても高さが合わないと思い、ネックジョイント部も同様に削り落とし。

この部分だけは凸凹は禁物なので、順番にペーパーかけて平坦にして接合調整。
CHARVELギターボディー黒板削り改造後
マジ大変でした(;´д`)

仮組み音出し

ボディーのペーパーがけは粗めのやつをざっとかけただけで、取りあえず組立&音出し。

\(^o^)/

大成功!!

ハッキリと音か変わった!
音の立ち上がりの速さと、各弦の輪郭、サスティンは改造前とは段違い。

ちなみに、弦は新しいのに変えたんではなく、前につけてたヤツを外して、そのまままた付けるという掟破りをしたにも関わらず、なのでなおさら◎。

なんというか、昔のカセットテープの話だけど、再生時に「ドルビーB」をonにしたときとoffにしたときの違い・・ってくらい、シャープになった。
CHARVELギターボディー改造にL500組み込み2
あと高域がめちゃ鋭くなった。
鼓膜に衝撃が来る。

この感じはまさにRATTWarren DeMartiniの「耳痛高域」
(指板がメイプルなのでちょうどあんなニュアンスのピーキーさ)

一方、低域の出は落ちたような気がするけど、僕には十分。
バスウッドだし、前のドンジャキより今くらいの方がちょうどいい。

ということで、現状で相当気に入ってしまった。
なので、オイフィニッシュするつもりだったボディには、なんかもったいないし、当面なんのフィニッシュもしないことにした。

今後の検討課題

あえていうとしたら、指板をエボニーかローズに変えたい。

それにしても、労力が報われて良かった良かった(^^♪
CHARVELギターボディー改造その5&Washburn N4改造N5化

Washburn N4を改造してN5化

一方、ピックアップを外してしまったサンバーストのwashburn N4。
N4サンバーストからピックアップ取り外し
このギターへL500を戻すか?別のを付けるか?
とアレコレ考えてるうちに、新たな発想が浮かんでしまいました。

Washburn N4改N5化自作のきっかけ

シングルコイルのピックアップを付けてみようかな?

そういえば『N5』がシングルコイルピックアップ仕様だったな!?

【Washburn Nuno Models Diary Vol.10】N5

↓ 
『N5』欲しいけど、市場では20万超えてて手が届かないし、嫌いなメイプル指板のモデルしかない・・・

じゃあ、自分で作るか!!
(指板もエボニーだし)

という流れから、N4をN5モドキへ改造開始。

【Washburn Nuno Models Diary Vol.17】 N5 Black

ここから頭の中がすっかり「考え中モード」へ突入。

Washburn N5タイプアルミピックガードの自作

アルミピックガードをどうしようか考えながら、
とりあえずホームセンターへ足を運んでみる。

ありました!
板材のアルミ!
でも「えっ?」と思うくらいの値段。

「なんかいい方法あるハズ」
と、店内をブラブラブラブラと物色して回った結果。

ありました!
台所用品売り場に。
Washburn N4改N5用自作アルミピックガード用アルミバット
これなんていうんだったけ。パット?バット?トレー?

素材・材質:硬質アルミニウム。サイズ:外寸348x271x54mm 板厚1.0mm

値段は加工無しの板材の三分の一近く・・
(これってどういうこと?)

ちょっと材厚がイメージより薄そうなのが心配だけど、これでやってみることに決定!

持って帰ってさあどうしよう。

N5の現物があれば一番いいんだけど、
無いのでしょうがありません。

fenderストラトのピックガードも参考にしつつ、
N5の写真見ながら現物に合わせて紙に絵を書き寸法を測り・・・。
Washburn N4改N5用自作アルミピックガード下書き

こんなときにCADがあったら!!
AUTO CADってフリーソフトだっけ?
フリーソフトのCADの存在は知ってたけど、CAD使ってたときは製品のCADがあったから、わざわざフリーのソフト使ってみようと思わなかったんだよね・・

CADでやれば、はやいし正確だしきれいだし・・・
とか無いものねだりの雑念を振り払いつつ手作業継続。

その後ピックガードの詳細デザインを決め、
それをアルミトレーに書き写して削りだし作業です。
Washburn N4改N5用自作アルミピックガード書き写し

Washburn N4ボディー切削加工でN5化

次にボディー本体に、センターピックアップ取り付け用ザグリ加工!!
Washburn N4改N5用ボディセンターPU用ザグリ加工後
仕様工具は例によって電動ドリル。

締付けトルク22段切替。先端工具の着脱が簡単なキーレスチャック。回転速度2段切替。手元を明るく照らす白色LEDライト付。ビットホルダー付。フック(別売)が取付可能。1.3~5.0Ahまで選べる電池。用途:小ねじ・木ねじ・タッピングねじなどの締め付け、ゆるめ。鉄工ドリルで金属の穴あけ、木工ドリルで木材の穴あけ。

コレまじで大活躍です。

あと、H-H配線からS-S-S配線に変えるわけだから、ピックアップセレクターSWをどうするかが未決定。
たぶんまたボディーに穴をあけて5WAYのSWつけるだろうな。

ここ数日、久しぶりになんか頭を細かく使った。

前に設計開発の仕事してたときの感じの頭の使い方をした気がする。

構想を練って、あーだこーだと頭を捻って工夫し、絵を書き、試作作業をし、結果を評価してまた改良する・・・
結果が良ければ達成感と感動はひとしお。
ちょっと、昔(?)を思い出した感じだった。
まだ続くんだけど。

その他の画像

ここにご紹介の画像を含め、撮影した画像は下記フォトギャラリーページにまとめています。どうぞご覧ください。
2007年3月撮影海フォトギャラリー|南紀白浜スパダイブ
2006年製のヌーノ・ベッテンコートモデル N5のブラックカラーが入荷致しました。ピックアップにはSeymour DuncanのSTK-S5を搭載。クリームカラーのN5と違いステファンジョイント部にもボディーと同じブラックのカラーリング...

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