改造ギターは二体に増量しました。
シャーベル/CHARVEL製ストラトtypギターのボディー改造に加え、
Washburn製ギターNuno BettencourtモデルN4の改造も始めています!
何故かお店がもうすっかり工房化・・・
木屑にまみれ握力作業にいそしんで(?)おりました。
前回の記事
からの経過。
もくじ
CHARVELストラトtypギターのボディー改造その5-微調整と仕上げ
まず、強烈ノイズの原因が、
「インプットジャックのホットとアースが反対!」という、なんとも初歩的で恥ずかしい失敗によるものと判明したのが、もうずいぶん前。
それをなおして音出ししてみるも、何か気に入らない。
リアピックアップ(ブリッジ側マイク)をBill Lawrence L500へ変更
まず、手持ちのサンバーストN4が目に付きました。
これに装着していたリアピックアップ「Bill Lawrence L500」を取り外して改造中シャーベルギターへ移植。
リアのハムバッカーピックアップは、個人的には「L500」が断トツ!で好みです。
これにまさるハムバッカーは見当たらない。
それでも中低域の硬質すぎる音と、
あの中途半端な黒い板の見た目がどうしても気に入らない。
ボディーの黒っぽい硬質木材を全切削加工
よって、やっぱり黒板は削り取ってしまうことにした。
ボディーの黒板削り作業...
とてもとても硬い材だったので
削るのにとってもとっても難儀しました...
ちょー大変!!!!
硬いのなんのって、サンドペーパーじゃ全くらちがあかず、色々試した結果、
電動ドリルの先端に「錆び取ワイヤー」を取り付けてジュルジュル削りました。
この方法が現状手持ちの工具ではベター。
この単純作業を延々・・・
何回充電を繰り返したことだろう・・
しかも黒い板がやっと無くなったと思ったら!?
なんとその下にもまた違う色の変な木目の木が貼ってありまして..
それもまた同様に削り削りです。
やっと異種木材を全て削り取ったのがつい昨日。
そしてペーパーがけ。
ここでもう完全に嫌気が・・・
段差削減のためネックジョイント部切削ペーパー加工
それより、ボディー表面をトータルで5mmくらいはたぶん削ったハズだから、このままでネック取り付けても高さが合わないと思い、ネックジョイント部も同様に削り落とし。
この部分だけは凸凹は禁物なので、順番にペーパーかけて平坦にして接合調整。
マジ大変でした(;´д`)
仮組み音出し
ボディーのペーパーがけは粗めのやつをざっとかけただけで、取りあえず組立&音出し。
\(^o^)/
大成功!!
ハッキリと音か変わった!
音の立ち上がりの速さと、各弦の輪郭、サスティンは改造前とは段違い。
ちなみに、弦は新しいのに変えたんではなく、前につけてたヤツを外して、そのまままた付けるという掟破りをしたにも関わらず、なのでなおさら◎。
なんというか、昔のカセットテープの話だけど、再生時に「ドルビーB」をonにしたときとoffにしたときの違い・・ってくらい、シャープになった。
あと高域がめちゃ鋭くなった。
鼓膜に衝撃が来る。
この感じはまさにRATTのWarren DeMartiniの「耳痛高域」
(指板がメイプルなのでちょうどあんなニュアンスのピーキーさ)
一方、低域の出は落ちたような気がするけど、僕には十分。
バスウッドだし、前のドンジャキより今くらいの方がちょうどいい。
ということで、現状で相当気に入ってしまった。
なので、オイフィニッシュするつもりだったボディには、なんかもったいないし、当面なんのフィニッシュもしないことにした。
今後の検討課題
あえていうとしたら、指板をエボニーかローズに変えたい。
Washburn N4を改造してN5化
一方、ピックアップを外してしまったサンバーストのwashburn N4。
このギターへL500を戻すか?別のを付けるか?
とアレコレ考えてるうちに、新たな発想が浮かんでしまいました。
Washburn N4改N5化自作のきっかけ
シングルコイルのピックアップを付けてみようかな?
↓
そういえば『N5』がシングルコイルピックアップ仕様だったな!?
【Washburn Nuno Models Diary Vol.10】N5
↓
『N5』欲しいけど、市場では20万超えてて手が届かないし、嫌いなメイプル指板のモデルしかない・・・
↓
じゃあ、自分で作るか!!
(指板もエボニーだし)
という流れから、N4をN5モドキへ改造開始。
【Washburn Nuno Models Diary Vol.17】 N5 Black
ここから頭の中がすっかり「考え中モード」へ突入。
Washburn N5タイプアルミピックガードの自作
アルミピックガードをどうしようか考えながら、
とりあえずホームセンターへ足を運んでみる。
ありました!
板材のアルミ!
でも「えっ?」と思うくらいの値段。
「なんかいい方法あるハズ」
と、店内をブラブラブラブラと物色して回った結果。
ありました!
台所用品売り場に。
これなんていうんだったけ。パット?バット?トレー?
値段は加工無しの板材の三分の一近く・・
(これってどういうこと?)
ちょっと材厚がイメージより薄そうなのが心配だけど、これでやってみることに決定!
持って帰ってさあどうしよう。
N5の現物があれば一番いいんだけど、
無いのでしょうがありません。
fenderストラトのピックガードも参考にしつつ、
N5の写真見ながら現物に合わせて紙に絵を書き寸法を測り・・・。
こんなときにCADがあったら!!
AUTO CADってフリーソフトだっけ?
フリーソフトのCADの存在は知ってたけど、CAD使ってたときは製品のCADがあったから、わざわざフリーのソフト使ってみようと思わなかったんだよね・・
CADでやれば、はやいし正確だしきれいだし・・・
とか無いものねだりの雑念を振り払いつつ手作業継続。
その後ピックガードの詳細デザインを決め、
それをアルミトレーに書き写して削りだし作業です。
Washburn N4ボディー切削加工でN5化
次にボディー本体に、センターピックアップ取り付け用ザグリ加工!!
仕様工具は例によって電動ドリル。
コレまじで大活躍です。
あと、H-H配線からS-S-S配線に変えるわけだから、ピックアップセレクターSWをどうするかが未決定。
たぶんまたボディーに穴をあけて5WAYのSWつけるだろうな。
ここ数日、久しぶりになんか頭を細かく使った。
前に設計開発の仕事してたときの感じの頭の使い方をした気がする。
構想を練って、あーだこーだと頭を捻って工夫し、絵を書き、試作作業をし、結果を評価してまた改良する・・・
結果が良ければ達成感と感動はひとしお。
ちょっと、昔(?)を思い出した感じだった。
まだ続くんだけど。
その他の画像
2007年3月撮影海フォトギャラリー|南紀白浜スパダイブ