旅客機の前輪動作不良の事故。
昼前からこのニュースがひっきりなしに。
全員怪我もなく、人身事故にならなくてなによりでした。
良かったです。
それにしても、着陸時に車輪が出ないから胴体着陸・・・
よく耳にするトラブル。
1回や2回じゃないんだから、あれは根本的な設計思想がおかしいんじゃないの?
人身事故につながる可能性がある物体を設計する場合、当然トラブルを想定して、2重3重(それ以上?)の安全対策を設計上で盛り込むのが普通。
それだけじゃなく、トラブルが起きても安全な方向に起きるよう、具体的な機構を設けるというのが設計上の常識。
これは「fail safe機構」といって、基本中の基本。
ダイビングのレギュレータも、メカ的な大きな故障が発生した場合、「空気が止まってしまう」方向ではなくて、「空気が出っぱなしになる」方向へ故障するように設計される。
電子制御が故障したら、機械的に手動で操作出来るようにしておくのが当然じゃないの?
その機械を手動でも動かせなくなったら、最悪収納ドアを直接手であけることが出来るようにしておくとか・・・
現時点では、飛行機が着陸する際には車輪に頼らざるを得ないんだよね。
なら、そもそも車輪を収納するから色んなしくみが複雑になりすぎていけないんだよ。
操縦士や乗組員は、胴体着陸の訓練に慣れてるみたいなので、「最悪車輪が出なかったら胴体着陸」っていうのがオプションのようだけど、ニュースでは胴体と両翼底部が燃料タンクがある機体が多いらしいから、このオプションがfail safe機構とは思えない。
車輪は常に出しっぱなしにしておいて、飛行中だけ空力的に向上するように、カバーで覆うとかの方向なら、最悪そのカバーが開かなくっても、そのまま着陸すれば、カバー破損くらいで済むと思うんだけど。
戦争に使うような飛行機は、車輪が壊れることは究極のところ重要ではないんだろうけど、一般の人間が利用する乗り物なんだから、安全機構を最優先にするべきじゃないの?
ってことを思いました。
話は変わって改造中のシャーベルギター。
やっぱり表面の黒い板が気に入らないから、削り落とすことにした。
塗装剥がす前に比べたら、音は格段に良くなったんだけど、見た目がどうしても・・・
長くなったので、この件はまた今度。