前々からiPhoneを水中に持って行ってみたいとは考えていたんですが、水中カメラの水没経験がある身としては、イザとなると中々踏み切ることも出来ずに...
もくじ
ついにiPhoneで初の水中撮影
そうこうしているうちに、使ってるiphoneは機種変を重ね、旧機種はバックアップとなり、それを利用してトライしてみる気になってきたり...
と、ここへきて、公称30m防水で、手頃な価格(定価3570円)で、それなりにスッキリした意匠の防水ケースが出てきたので何点か仕入れることにしました。
Aryca | Create your ownaquatic adventure -「Waterproof Case Extreme-3S」
(画像はiphone3G~4S向けですが、これより一回り大きめのスマートフォン向けに「Extreme-GSⅡ」もあってこっちもいくつか入れときました)
とりあえずは、水没覚悟(?)のつもりで2世代前の機種になるiPhone3GSを挿入し、水没チェックがてら水中操作確認を!(左画像)
と、動かない...
ボタン押もフリック操作も無反応。
前にモニター会で触った時は水中操作出来たハズ。でもiPhone4系だったことを思い出し、すかさずiPhone4に入れ替えて再チェック!(右画像)
すんなり動作確認が出来たのでiPhone4で出陣することにしました。
3G回線が使えるように4Sに入ってるSIMカードも4に差し替えて、ドキドキワクワクで海へ入って行き、浅場で早速twitterアプリをたち上げて「水中なう!」を試みたんですが、ダメダメでしたww
水から引き上げると電波入るんですが、水中に入れると水深に関わらず圏外になります...
まあ、当然といえば当然なんですが、「水深1mくらいならなんとかなるんじゃないか!?」という根拠のない淡い期待は見事にあっさり打ち砕かれました。1mどころか水面下数センチでもダメです^^;
次にボタン反応やフリック操作についてですが、水面下1mくらいまではなんとか反応するんですが、それ以深へ素潜りで潜っていくとボタン操作も無反応でした。
具体的にいうとカメラのシャッターボタンが反応しません。
何度も試みたけどダメでした。
水面に浮かんだ状態で上から水中を撮るのはいけます。
(ただし、反応鈍くてたまに反応しないことも多々あり)
潜っていって水中を撮るには、カメラは諦めてビデオモードに切り替え、水面でon(撮影開始)にした後に水中に入っていくと撮れました。(でも、やはり水中でoff操作は出来なかった)
という訳で結論
(Aryca「Waterproof Case Extreme-3S」とiPhoneに関して)
1.防水性能としては十分
ビーチで海水浴やシュノーケリング、お風呂など、水面上での使用を基本とし、水面下1m程度での使用において、正しい使用法の範疇であるならば防水効果は抜群。シュノーケリング中に誤って水中に落としてしまった場合であっても、浅い場所であれば水没の恐れはなさそう(公称30m防水)
2.ケースに入れたままで電話の会話OK
通常に比べて音量は下がるものの、相手の声はちゃんと聞こえるし、少し大きめの声でしゃべれば問題なく相手にも通じる
3.iPhone4を水中操作出来るのは水深1mくらいまで
それより深く潜ると無反応(今後タッチパネルの改良が進むと或いは??)
別のケース(っていうか袋?)ならいけるのかな~??機会があれば他のも試してみます。
4.水中ではiPhone3GSは使えない(たぶん3Gも)
水から上げると使える。
5.水深に関わらず携帯回線は水中には届かない
水中で端末をネットなりにつなぐには有線接続状態で入っていくしかなさそう...よって水中でリアルタイムtweetは現実的に考えて無理っぽい...
水面上での通常使用に関しては問題なさそう
且つ水深30mまでの防水性能を持つ小型ケース。
これでスマートフォンをBCDのポケットに入れつつダイビング!というのは可能といえる。
ただし、ダイビング時に携行する意義は、遭難時等の緊急事態対策ツール止まりということになりそう...
2021年追記:今どきのスマホ用潜水対応防水ケース
今どきはこんなのがでてます!
本日の海ログ
(主な生物)ソラスズメダイ、クマノミ、ツノダシ、アジ群れ、ハタンポ群れ、チョウチョウウオ、チヌ、カサゴ、ニシキベラ、イシモチなど
2012年5月撮影海フォトギャラリー|南紀白浜スパダイブ