映画『硫黄島からの手紙』を観にいってきました。

昨日1日は、降りまくる雨、
下痢・悪寒・微熱・関節痛・・・
赤痢、ではなく今流行のノロウィルスかも??
と病院にいくもお休み。
今朝起きたらアレッ?全然大丈夫!
でも一応病院へ行ってみると、ちょっと安心。
まあ下痢はあったけど、吐き気は全く無かったんですよね。

昨夜には良くなってきたので待ちかねてた映画を観に出動しました。

映画鑑賞|硫黄島からの手紙

噂どおり、ハリウッド製作ではありますが、日本映画でした。
ただし音はいいし迫力も○。

渡辺謙もパン屋出身の主人公の演技もすごく良かった。
でも印象強かったのは中村獅童かな。
めちゃくちゃ憎たらしかった!

コテコテの日本軍下士官(のイメージ)。
全体を見ようとせず、決まりごとに雁字搦めで応用が利かず、部下に対する威厳と体罰にうるさく・・・と、ここまでは軍人に必要な要素かなと思うのですが、上官に逆らって部下を危険にされしてまで信念を貫こうとする自意識過剰。
信念を貫くために、対戦車地雷を身にまとって一人で戦死者群の中に寝そべり、敵を待つ。
と、ここまでもある意味カッコいいような感じも。
ところが、いっこうに敵は現れず段々不安になり・・・最後には死の恐怖に負け、生の可能性にしがみつき、結局生き残ってしまった・・・

自分をはじめ人間の一番醜い部分をみせつけられたような・・
強がるのは弱さと不安の裏返し。

もう一人憲兵あがりの兵卒。
犬を殺せという上官の命令に対して、事なかれ主義的な態度をとったことが災いし、クビになって配属変えで島流し(?)に。
ここでもどっち付かずの様な態度をとり続けた挙句、耐えられなくなって敵方へ投降。
ホッとしたのも束の間、投降相手から虫を殺すようにサクッと銃殺されておしまい。

現状の嫌な気持ちに向き合うことを避け、楽な方に逃げてばかりしていると、結末は「死んでも死にきれない」と後悔しながら死んでいくことになる。
こんな死に方したくない!の代表だった。

極限の状態での人間の心理と、それによって行動した結果なんかがリアルに描かれてて、とても考えさせられた映画でした。

クリント・イーストウッド監督が太平洋戦争で壮絶を極めた硫黄島での戦いを日本側から描いた硫黄島2部作の第2弾「硫黄島からの手紙」。5日で終わるとされた、アメリカ軍との硫黄島での戦いを36日間戦い抜いた男たち。彼らが残した届くことのなかった手紙が今、届けられる。出演は渡辺謙、二宮和也、伊原剛志ほか。

関連作品:父親たちの星条旗

硫黄島2部大作の前編。
アメリカ側視点の映画。

アカデミー賞受賞監督クリント・イーストウッド最新作。製作にスティーブン・スピルバーグが名を連ねる。硫黄島2部作とは、第二次世界大戦の大きな転機となった悲劇的な硫黄島の戦いを、日米双方の視点から描く前例のない2部作。アメリカ側の方面から戦争というものを捉え、一貫し、戦争の虚しさを伝えている。善と悪の区別なく、戦争をリアルに、そして物悲しく描いた秀逸の作品。

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